"幸福感が高まる"働き方改革


 

多くの企業で"働き方改革"が進んでいます。

しかし、残業制限により社員がしらける、早帰りデーやプレミアムフライデーの導入により時間をコントロールしやすい間接部門の人だけが早く帰れて営業や現場の人たちの不満が大きくなったりする、といった事例が数多くあります。

働く人が幸福になって組織が強くなり、成果に繋がる働き方改革とはどのようなものでしょうか。幸福な働き方研究所は6段階のプロセスを提案しています。

 

①労働実態の把握

・労働時間、残業時間の部署別、個人別実態を調べます。

・採用状況や定着率を把握します。


②経営者の方針の明確化

・経営者と面談し、人としての生き様を引き出したり、価値観を明確にします。

・社員を幸せにすることの大切さを経営者が理解して、方針を明確にします。


③業務分析・改善

・組織全体にどういう業務があるのかを明らかにして不要な業務をやめます。

・どの業務でボトルネックが起きているのかを明らかにします。

・業務がスムーズに進捗すると、生産性の向上だけでなくモチベーションが上がります。


④就業規則の見直し

・就業規則を見直します。働き方改革の法律改正を契機にとする事例が増えています。

・働きやすい組織になるとモチベーションが上がり、利益に繋がることが明らかになっています。

・就業規則は社員にとって分かりやすいガイドブックにすることをお勧めしています。


⑤人事評価・給与制度見直し

・業務改善を進めた人や周囲のサポートをした人を評価する仕組みを作ります。

・人が定着し、段階的な育成に繋がる給与制度を策定します。


⑥中長期の差別化戦略の策定

・強みを強化して他社と差別化していないと価格競争に陥り、長時間労働の落とし穴にはまります。

・組織を強くするには差別化戦略が必要になります。すると、「組織強化→戦略実行→収益力向上→組織への投資→新たな戦略実行→・・・」といった好循環に繋がります。